ワインの産地と特徴

ワインの産地と特徴


  ■ヴァッレ・ダオスタ
  アルプスの山の麓に位置し州すべてが山岳地、ぶどうの栽培は日当たりのよい台地で行われている。
  栽培方法も古く、ぶどうの樹は石の支柱で作られている。
  
  州名とおなじD.O.C.がある(ヴァッレ・ダオスタ)
  

 ■ピエモンテ
  ワインは中程度から長い寿命をもつ高品質なワインを産出する。
  D.O.C.Gにはバローロやバルバレスコなどがネッビオーロからできる。
  ガッティナーラやゲンメはその地域ではスパンナと呼ばれる。
  赤の甘口、ブラケット・ダックイや白の甘口アスティが有名。
  辛口のGaviはコルテーゼ種から作られる。
 

 ■リグーリア
  アルプスとアペニン山脈が海へ下るその傾斜面に細長く、リグーリア海に急な地形で突き広がりながら
  広がっている。
  
  白ワインはボスコ種主体のチンクエテッレ 赤ワインはロッセーゼ種からロッセーゼ・ディ・
  ドルチェアックア。
  黒ぶどうのオルメアスコ種はドルチェットの地方名である。
  

 ■ロンバルディーア(ミラノ)
  
  ワイン生産は、ロンバルディア州にある三つの主要産地に集中しており、
  ヴァルテッリーナ、オルトレポー・パヴェーゼ、フランチャコルタである。
  フランチャコルタと、州東部ブレシーカ地域にあるガルダ湖沿岸の丘陵地だけで、
  同州に13あるDOCのうちの7つまでが生産されている。
  
  ★フランチャコルタは白・ロゼの発泡ですべて瓶内二次醗酵 
  18ヶ月の瓶内熟成、流通までに25ヶ月を要する。赤のヴェルテリーナ・スーペリオーレやスフォルツァート
  ・ディ・ヴェルテッリーナはキアヴェンアスカ種から造られる力強いワインである。
  

 ■トレンティーノ・アルト・アディジェ
  
  オーストリアに接するイタリア最北部の州。ワインのラベルにはドイツ語とイタリア語の両方が
  書かれていることが多い。
  
  赤ワインではテロルデゴ種から造られるテロルデゴ・ロタリアーノがありトレントの王子と呼ばれている。
  

 ■ヴェネト
 
  この州は総面積の57%が平地で丘陵地14%山地29%という条件で気候は変化に富み、温和な気候、
  寒冷気候さらに湿地帯などもある。
  
  D.O.C.G.は白の甘口 レチョート・ディ・ソアーヴェ、辛口のソアーヴェ・スペリオーレは
  ガルガーネガ種から赤はバルドリーノ・スーペリオーレはコルヴィーナ・ヴェロネーゼ種
  ロンディネッラ種、モリラーナ種などが使われる。
  
  ★この州では陰干ししたぶどうからできるレチョートは甘口だが、ヴァルポリチェッラのなかで
  アマローネと表示されたものは辛口でしっかりしている。
  

 ■フリウーリ・ヴェネツィア・ジューリア
 
  この州の土地の50%が山地で、イタリアで最も雨の多いところである。
  ワインは高品質思考で特に白ワイン。
  
  ★コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリのピコリットは極めて生産量が少ない白の甘口ワインである。
  

   ■エミーリア・ロマーニャ
 
  イタリアで最も肥沃な土地をもち平野に富む土地である。
  夏と冬の温度差が大きい大陸性気候だが海が近い土地はその厳しさが海によって和らげられている。
  
  D.O.C.G.はアルバーナ・ディ・ロマーニャで白の甘口〜辛口を産する。
  生産量の多いサンジョヴェーゼからはサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャなど
  

    ■トスカーナ(フィレンツェ)
    この州は昔からワインの名声を誇ってきた土地である。
  
  D.O.C.Gはサンジョヴェーゼから有名なキアンティやアンティ・クラシコ、カルミニャーノ、ブルネッロ
  からブルネッロ・ディ・モンタルチーノなど
  
  またこの州で生産されているヴァン・サントも有名。中でも黒ぶどうから造られるものは、その色調から
  ヤマウズラの眼(オッキ・ディ・ペルニーチェ)と表示されるものもある。
  

  トスカーナはガラス工芸の歴史も古く、今日でも使用されているガラス瓶の中で最も古いのが
  あの★フィアスコで14世紀まで遡る。
  

 ■ウンブリア
 
  この州は海を持たない州でイタリア半島のほぼ中央部に位置している。
  平地はほとんどなく、静かで落ち着いた風景の丘陵地がある山地に覆われている。
  
  D.O.C.G.はサンジョヴェーゼ主体のトルジャーノ・ロッソ・リゼルヴァ、サグランティーノ種から
  モンテファルコ。サグランティーノがあり共に赤ワイン。
  
  D.O.C.はオルヴィエートが有名で辛口が多いが、甘口ワインも生産されている。
  その昔は収穫したぶどうを洞窟で乾燥させてカビを生やし、それによってモストの糖度を高めてワインに
  独特の風味と香りを与える★ムッファ・ノービレ(高貴なカビ)と呼ばれる手法があったが、今日では珍しい。

    ■マルケ
  東はアドリア海、西はアペニン山脈、北はエミーリア・ロマーニャ州、南はアブルッツォ州に接している。
  
  D.O.C.G.はモンテプルチアーノ種主体のロッソ・コーネロ
  
  D.O.Cはヴェルディッキオ種からヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ(魚介にあうワイン)
  などがある。
     

 ■ラツィオ(ローマ)
 
  この州はもともと火山帯に位置し、いくつかの湖や丘陵地、トスカーナ寄りの北の山地等はこの州の起源を
  物語っている。
  
  D.O.C.はマルヴァジーア主体のフラスカーティやマリーノなど甘口〜辛口を産出するローマ近郊で
  つくられる白ワインが有名である。
  
  また歴史的逸話がワイン名の由来でもある エスト・エスト・エスト・モンテフィアスコーネは
  トレビアーノ・トスカーノ種を主体として甘口〜辛口まで造られている。
  

    ■アブルッツォ
 
  山地に富むアブルッツォ州のぶどう栽培は非常に重要はぶどう栽培のひとつでかなり発達した州である。
  
  D.O.C.はモンテプルチアーノ種からモンテプルチアーノ・ダブルッツォで生産量も多い。
  
  ★ロゼはチェラスオーロと呼ばれている。
  
  2003年にモンテプルチアーノ・ダブルッツォ・コッリーネ・テラマーネがD.O.C.G.に認定されている。
 

 ■モリーゼ
 
  つい最近までアブルッツォ州と一帯であった州で山地は60%のこり40%が丘陵地
 
  D.O.Cはモンテプルチアーノ種、トレッビアーノ・トスカーノ種からビフェルノ、モリーゼなど
  共に赤・白・ロゼを産出。
 

 ■カンパーニア
 
  ぶどう栽培は主に比較的気候が涼しい山麓か山地で行われている。海岸沿いの地方は気候が温和であるが
  土地がやせている。
  
  D.O.C.G.にはアリアーニコ種から赤のタウラージがあり白はグレーコ種から、グレーコ・ディ・トゥフォ
  フィアーノ種からフィアーノ・ディ・アヴェッリーノが有名。
  
  赤・白・ロゼを産出するヴェズーヴィオが有名でアルコール度数が12%以上になったものを
  ★ラクーリマ・クリスティ・デル・ヴェズーヴィオと名乗ることが出来る。
  

 ■プーリア
 
  この州は急な山地はなく丘陵は卓上の台地で、残りは広大な平野からなる。
  気候は暑く土は乾き、潅漑が張り巡らされている。
  
  D.O.C.ではネーグロ・アマーロ主体のブリンディジやサリーチェ・サレンティーノが有名。
  

    ■バジリカータ
 
  州の半分近くが山地で45%ほどが丘陵地。土地の大部分は風化したもろい石灰岩からなりその他は粘土質。
  
  D.O.C.はアリアーニコ・デル・ヴルトゥレ
  

 ■カラーブリア
 
  起伏に富んだ山地の多い州。この土地はトロペアの港から送られてきたギリシャワインの血を引いている。
  
  D.O.C.は白はグレーコ種、赤、ロゼはガリオッポ種から造られるチロが有名である。
  

 ■シチーリア
 
  地中海中央にある大きな島で気候は山岳、山麓地と好対象の地中海性の気候からなる。
  
  ★この州で最も有名なD.O.C.はマルサーラ(酒精強化ワイン)で一般的にはグリッロ種、カタラット種
  インツォッリア種から造られる白であるが、少量ながらペッリコーネ種やカラブレーゼ種から造られる
  ルビータイプのものもある。
  

 ■サルディーニャ
 
  四角張ったイタリア半島をブーツにたとえるとスネの部分の先にある島で北部では上質なコルク栓が
  作られる。
  
  D.O.C.Gはヴェルメンティーノ種からできるヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラで白の辛口
  
  ★D.O.C.はヴェルナッチャ種からできるヴェルナッチャ・ディ・オリスターノがある。
  これは産膜酵母によって特有の香りをもつ白ワインである。