オーストリア

オーストリア ワインの法律と分類


  ◆ワインの法律と分類
  
 ★KMW糖度=Klosterneuburger Mostwaage(クロスターノイブルガー・モスト・ヴァーゲ)
  ワインを造る前の果汁糖度を図る単位を用いている。
  
  ・ターフェルヴァイン
   オーストリア国内で造られたぶどうを原料としてKMW糖度10.6度以上のもの
  
  ・ラントヴァイン
   テーフェルヴァインの中で、定められた栽培地方のぶどうを原料としアルコール度数11.5度以下
   残留糖分6g/リットル以下のもの。KMW14度以上
   
  ・クヴァリテーツヴァイン
   単一地域の指定された品種を原料としてエクスレ度73度以上、すなわちKMW15度以上の糖度を持つ
   ぶどうから造られる。補糖後は94エクスレすなわちKMW19度以下であることで補糖の限度は4.25kg/100L
   
   白ワインKMW19度以下 赤ワインKMW20度以下 アルコール度数は白・ロゼ9度以下、赤8.5度以下でなけ
   ればならない。
   
   このクラス以上のワインは公的検査に合格することが義務付けられている。
   
  ・カビネット
   エクスレ度83.5度以上KMW糖度17度以上で残糖は9g/リットル以下。
   ズースレゼルヴェ・補糖は禁止 カビネット以上は国内での瓶詰めが義務。
   
   ★ドイツと違いクヴァリテーツヴァインの中にカビネットは含まれる。
   
  ・プレディカーツヴァイン
   補糖およびズースレゼルヴェの添加は不可。収穫時期が規定され、収穫年度は必ずラベルに記載。
   アルコール度数は5度以上。以下の6つの段階に分類される。
   


    Spatlese 遅摘み KMW19度以上 収穫翌年の3月1日まで販売不可
   
   Auslese 房より KMW21度以上 収穫翌年の5月1日まで販売不可(以下同じ)
   
   Beerenauslese 貴腐または過熟の粒選り KMW25度以上
   
   Eiswein 凍果完熟 KMW25度以上
   
  ★Strouwein シュトローヴァイン
         3ヶ月、藁もしくは葦の上で干した、あるいはつるして空気乾燥させたものから造られる。
         KMW25度以上 イタリア・ギリシャのヴァンサントと同じ様な造り。
         
  ★Ausbruch アウスブルック
        樹上で自然乾燥したぶどう、もしくは貴腐化したぶどうを手摘みしKMW27度以上。
        同一畑のシュペトレーゼ以上の新鮮果汁またはワインを加える事が許されている。
   
   Trockenbeerenauslese 樹上で自然乾燥した貴腐葡萄のみを原料として手摘み。KMW30度以上。
       

  ★ベルクヴァイン(Bergwein)
   伝統的な名称で、傾斜が26度を越える段丘や斜面のぶどうから造られるワイン。
   

       甘口・辛口の表示
   
   Extra Trocken 極辛口 4g/リットル以下
   
   Trocken 辛口 残糖9g/リットル以下で総酸との差が2g/リットル未満
   
   Halb Trocken やや辛口 9から12g/リットル
   
   Lieblich やや甘口 12から45g/リットル
   
   Sus(ズース) 甘口 45g/リットル超